2007年5月29日火曜日

エクセル再入門 基本①

mic: つーちゃんは最初の頃、計算の清書にエクセルを使ってたんでしょ?

つー: だって、計算は手書きと電卓の方が速かったんだもん。人に見せるのは活字の方がカッコイイし。

mic: でも、今では計算式を入力してエクセルに計算させているんでしょ?

つー: 結局その方が早いし、間違いが少ないのよね。

mic: そこが重要です。手書きの計算書は単純で手っ取り早いですが、ちょっと修正しようと思うと遡って再計算しないといけません。エクセルなどの表計算ソフトは自動で再計算してくれますので、修正に伴う再計算ミスが少なくなります。

    エクセルの基本は集計計算です。サム記号(Σ)ボタンを押すと、そのセル(枠)に「SUM()」という関数が入力されて、どのセルを集計するかを指定する選択範囲が表示されます。で、表を先に作っておいてその横とか下とかに「SUM()」を入力すると数字が入っている横なり上なりのセルを自動的に選択してくれます。便利ですね。でも、そうじゃないときは指定しなおさないといけません。

    セルにはそれぞれ番号がついています。例えばシートの左上の角はA1、その一つ下はA2のように行を表すアルファベットと列を表す数字でセルを指定します。計算式とはそのセルに表示させたい数字をどこから参照してどんな計算をするかを表現したものです。

    計算式の構造

    = 式1 式2 ・・・

    「=」は「このセルの値は」という意味
    「式1」「式2」はエクセルの文法によって表現された数式

    「式」には「+,-,*,/」の加減乗除や、()による優先計算の他に、関数と呼ばれる便利な機能が使えます。

つー: カンスウ…これが解らないのよ。数学が嫌いになったのはこのカンスウのせいなんだから!

mic: そんな難しいもんじゃないよ。ある数字を渡したら、ルールにそった答えが返ってくるだけだよ。集計関数も、ここからここまでの数字を足した答えを返すだけでしょ?だから、次の計算式は同じ結果を表示します。

    =SUM(A1:A10)
    =A1+A2+A3+A4+A5+A6+A7+A8+A9+A10

    SUM()を使った方が短くて簡単でしょ?他にも最小値や最大値、平均値を答える関数や、SIN・COSなんかの算術関数なんかもたくさん使えます。

つー: サインコサインは習ってないの!普通使わないし。

mic: 別に無理して使う必要はありません。必要な関数を上手に使ってください。

まとめ:

    ・セルには番号が付いていて、計算式ではそれを使って範囲指定する。
    ・計算式は「=」で始まって、式を文法どおりに記述する。
    ・式には加減乗除や()、関数が使える。

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